古き良き日本の田舎。
感動した山のお話→*の続きです〜
その日、木屋平にある1件の民家を訪れました
そこには、日本ではめずらしい、テレビや新聞にも取り上げられたという石の小屋があるのです
美しさに、驚きました
まるで、日本ではない、ヨーロッパにあるような小屋
突然訪れたにも関わらず
81歳のおばあちゃんと息子さんががいろいろお話を聞かせてくれました
機械もなにもない時代に、どうしてこんなふうにキレイに積み上げられたのか
今だったらクレーンなどで持ち上げられるけれど
この大きな石も、どうやって運んだんだろう
江戸時代から、穀物をいれていたということでしたが
あまりにも美しく立派な上、ほかの家では見られないこの石造りの小屋
なんのために、なにをいれるために作られたのか謎は深まるばかり
こちらのお家は、藤原氏が都から逃げてきて辿り着いた場所ということで
「着藤」というめずらしい名字なの
四国の山には、平氏もたくさん逃げて来たというし
四国って本当に興味深い
斜面に作られた畑
猿やら、イノシシやら、鹿も来るけれど
柵も何もせず、育てられてました
来たら来たで、しょうがないと。。。
確かにそうだけれど、わたしにはまだそんなふうに考える余裕はありません
きっと昔から、動物と一緒に共存した暮らしをされてるから
そんな風に考えられるのかな〜と思ったり
でも、昔は動物は山に食べるものがあったから、民家には降りてこなかったはずだけれど
おばあちゃんは優しいからそんな考えが出来るのだろうな〜と思ったり
動物たちが民家に降りてくるようになったのは
きっと植林された杉のせいでもあります
食べるための木の実もつかないし、
杉林は日が当たらなくなるから、食べるものがどんどんなくなっていく
山の上だから、水も豊富なのかなって思ったら
夏には、水枯れすることもあるそう
それも、いっぱいいっぱい水を吸って成長する杉がたくさん植えられた結果です...
10年前の写真を見せてもらいましたが
家の周りも当時より、杉に囲まれていました
我が家もそうなんだけれど、伐採する人がいないためにこんなことになります
都会に暮らしてるときは、木を切るなんてっっていう考えがあったけれど
木をある程度切らないと、林も森も死んでいってしまう
見たかぎり、このあたりにはもう住んでる家はなかったのだけれど
(成長の早い杉におおわれて、崩れていってる。。。)
昔は28世帯、300人の村人がいたそうで
お祭りがあれば、みんなで集まり、なにかあれば、みんなで助け合い
わいわい暮らしていたころが、よかったな〜と、ここのおばあちゃん
今では、お祭りじゃなくてもいつでもお赤飯も美味しいものも簡単に食べられるけれど
昔の方が良かったっという言葉にしんみりしました
わたしも、本当にその頃の日本のほうが良かったんだろうなって
心からそう思います
昔はなにを運んでいたのかな
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by ritokotoG
| 2012-10-23 21:16
| 阿波お国自慢